たまの覚書

記憶を書きとめておくところ

生育環境

いつから、というはっきりとした記憶がないが、きょうだいは皆中学生から酒・タバコ・シンナーに明け暮れていた。ニコチン中毒・肺の病気・アルコール依存症、もうとにかくなんでもござれだ。性生活も恐ろしく乱れていた。

不倫相手の奥さんが乗り込んでくるなんてこと、現実にあるのかと驚いたものだ。

果たして私は、それを反面教師として、酒もタバコもクスリもやらなかった。実のところ、そこが大きいのではないかと思っている。

毎日のように、泥酔の果てに嘔吐、失禁しもはや人間とも思えないほど尊厳を失ったきょうだいは、何から逃げたかったのだろうか。