たまの覚書

記憶を書きとめておくところ

図書館

幼い頃は、家にいるのが苦痛だったので学校の図書室か遠い図書館に出掛けていた。
本に囲まれていると安心する。

「荒野に猫は生き抜いて」という本に出会った。
猫の生きざまに自分を重ねて、なんとか生きて、なんとか生き抜いて、と祈りながら読んだ。
猫はあっさり死んだ。
どんなに苦しい思いをして生き抜いても、こんなにあっけなく命はなくなってしまうのか。
絶望とも安堵とも違う複雑な気持ちだった。
なんだか、置いていかれたような気がしたのだ。

読書感想文を、課題図書を無視してこれで書いてひどく怒られた。

この本と、映画?の「伊勢湾台風物語」が私の二大トラウマである。この映画は子供に見せるものじゃないと思う…。